株式上場に関連する業務システムの機能

上場の基準

上場の基準には、以下の2つの基準が存在します。

  • 形式基準

発行済み株式、純資産、利益などの数値化された基準

  • 実質基準

企業の継続性や、収益性、経営の健全性など、上場後も継続して経済活動できることを測る基準

上場基準に関連するシステムの機能

業務システムで上場基準に関連する機能は、主に実質基準を満たすための機能となります。
例えば、企業の収益性や継続性を保証するためには、予算管理や業務管理を行う必要があります。

そして、予算管理では、予算管理の迅速化のために、決算を素早くできるような機能の実装を検討する必要があります。
他にも、予算と実績差異を把握できるような機能を実装することで予算管理の迅速化に期待ができます。

また、企業の健全性に関連するB/Sや損益計算書の作成は、会計処理で行われます。

そして、会計処理では、販売費や、在庫、経費などの情報が必要となります。
そのため、販売費や在庫などの情報を扱う場合は、会計処理と関連させるための機能を検討する必要があります。

なお、上場基準に関連するシステムの機能は、経営にも関連する機能となります。

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