情報システムについて改めて考えてみた

情報システムについて考えたこと

なぜ情報システムを導入するのか?ということで、情報システムとは何か、情報システムを導入するために何をすべきかについて改めて考えてみました。
そして、情報システムは、「データ」を管理し、利用するための道具だろうと考えました。

情報システムをデータを管理する道具と考えた理由は、情報システムで行っていることの多くが、データの保存と、保存したデータを使用したユーザーが必要とする情報の表示であるように思われたからです。

例えば、業務システムでは、業務で使う情報をデータとして保存するための画面があります。
そして、必要な時に必要な形で保存した情報を表示できるように画面を作ります。

勤怠管理システムであれば、日々の勤怠情報を入力する画面があり、入力された勤怠の情報がデータとしてシステムに登録されます。
また、会計システムであれば、会計情報を入力する画面があり、画面で入力されたデータをもとに貸借対照表等を表示または、帳票出力するような機能があると思います。

また、ECサイトなどでは、おそらく、ECサイトの管理者が商品情報をデータとしてシステムに登録する画面があると思います。
そして、ECサイトを利用するユーザーは、登録された商品データから、自分がほしい商品を検索して画面に表示することができます。

そして、以下の書籍では、"然るべきデータを生成し、参照し、更新し、削除し、意味づけした情報を入出力し続けることだけが、情報システムの使命です。"との記載がありましたので、情報システムが、「データ」を管理し、利用するための道具という考えは、それほど間違ってはいないと考えております。

情報システムを導入する目的と導入するためにやるべきこと

情報システムを導入する目的は、大きく分けて以下の2つに該当すると思います。

  1. コストの削減
  2. 新たな売り上げの創出

そして、上記の2つを実現するために、情報システムを導入することは、とても効果的だと考えています。
なぜなら、情報システムは、データを一元管理し、必要な時に必要な形で利用することを目的としているためです。

しかし、情報システムの導入を決めたとしても、必要なデータがはっきりしていない場合は、あまり効果をなさない可能性があります。
情報システムは、データを管理し、利用するためのものであり、必要なデータがはっきりしていなければ、データを管理しても、十分に活用できないと考えられるためです。

そのため、情報システムを導入する場合は、「何のために情報システムを導入するのか?」、そして、「情報システムを導入してやりたいことは何か?」を十分検討したうえで、必要なデータを洗い出す必要があります。

もし、必要なデータの洗い出しが不十分である場合、やりたいことができない場合もあります。
これは、情報システムが、データを管理し、データを必要な時に、必要な形で参照できるようにしたシステムだからです。