家計簿APPを作るときにビルダーパターンを取り入れた話

家計簿APPでは、過去の入力情報の表示を行うために、
デザインパターンの1つである、ビルダーパターンを取り入れてみました。

今回は、ビルダーパターンを取り入れるに至った理由を2つの観点でまとめました。

まず最初の理由は、入力金額の表示方法を入力期間単位と月単位の2パターンで考えており、
2つの表示方法が、入力された金額の異なる集計単位での画面表示であったことです。

そして、異なる集計単位での画面表示が、
ビルダーパターンの「同じ作成過程で異なる表現形式のオブジェクトを生成する」
という性質と相性が良いと考えました。

次に2つ目の理由は、計算処理のカプセル化です。

そして、実際に計算処理にビルダーパターンを取り入れることで、
データ取得や画面表示などの処理から、
計算処理を分離し、カプセル化することが可能となりました。

また、計算処理を他の処理から分離した結果、
計算処理の修正による、他の処理への影響が小さくなりました。

具体的には、計算処理のバグ修正を行う際に、
画面表示、データ取得等の他の処理を意識せずに、
計算処理のみを修正することでバグ対応が可能となりました。