アレクサ(Alexa)スキルの開発(小ネタ編)

アレクサ(Alexa)スキルの開発

背景

先日(ⅰ週間くらい前)Alexa Dev Dayに参加してきました。
そして前回のブログで書かなかったことについて、Alexa Dev Dayまとめておこうと思います。

ちなみに、アレクサ(Alexa)スキルは、Amazon Echoで使うことができるアプリのようなものとなります。

アレクサスキル開発小ネタ

1.リプロンプト

ユーザーが返答に悩んでしまい、無言の時間が発生した場合に、アレクサが、ユーザーを助ける機能です。
具体的には、ユーザーが返答できない場合に、アレクサが質問の内容をより具体的に発話することで、ユーザーを誘導する、または、アレクサが質問をゆっくり発話することで、ユーザーに聞き取りやすくするために使用されます。

2.Session Ended Request

アレクサスキル以外の原因により、スキルが終了したことを教えてくれる機能です。
なお、アレクサスキル以外の原因によるスキルの終了には、以下のようなものがあります。

  • ユーザーが「終了して」といった場合
  • エラーにより、スキルが異常終了した場合

※スキルの異常終了については、バグの原因特定等の理由により、ログファイルに残しておく必要があります。

3.プログレッシブ応答

時間がかかる処理など、ユーザーを待たせる必要がある場合に、その旨をあらかじめユーザーに伝える機能です。
但し、アレクサの仕様として、8秒を超える場合はタイムアウトとなるため、あらかじめ時間がかかることをユーザーに伝えた場合についても、必ず8秒以内に応答する必要があります。

4.デバイスの場所を取得できる

バイスアドレスAPIを使用することで、デバイスが置かれている住所を取得できます。
また、GPSを使用した、位置情報の取得も可能です。

但し、上記のいずれかの方法で住所を取得する場合は、ユーザーの許可が必要となります。

5.リマインダ

スキルからリマインダの作成が可能です。
また、アレクサアプリへのプッシュ通知も可能です。

6.アカウントリンク

オーオース(oAuth)による、別アカウントとのリンクが可能です。
会場でこの話を聞いていたときは、アレクサアカウントとTwitterアカウントをリンクさせ、アレクサにTwitterに投稿させるスキルや、アレクサとECサイトをリンクさせ、声だけで商品を購入することも可能なのかな?とぼんやりと考えていました。
(時間の都合でQAの時間がなかったため、どこまで可能かは未確認です)

7.APL

以下のような、画面付きの機種において、画面の任意の位置にVideoを表示できます。

スキル開発に役立つ本

はじめてのAlexaスキル開発 [音声認識アプリ開発の基礎知識を身に付ける! ]

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Voice User Interface設計 本格的なAlexaスキルの作り方

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Amazon Alexaプログラミング入門 (impress top gear)

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もくもく会を定期開催しているそうです

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